SIGNALS まだ形のない光 瀧ラボ4年生+大学院生 成果展
瀧ラボ成果展 作品解説
SIGNALS まだ形のない光
瀧ラボ4年生+大学院生 成果展 5月23日―29日
作品解説
①浦田 望生 《RECOLLECTION》 写真集・冊子
気づいたらすぐに過ぎ去ってしまうような瞬間。そんな日々の一部を、記憶に焼き付けるように記録し残したいと思った。どこにでもある景色、でも確かに自分の中に残っている感覚。誰かにとっての懐かしさや、ふと立ち止まるきっかけになればうれしい。
②森川 満月 《うさぎラッピング》 包装紙
うさぎのプレゼント用ラッピングシートをデザインし、制作した。うさぎのポーズや表情にこだわり、プレゼントされた人が癒されたり、嬉しい気持ちになるようになるべく可愛さを取り入れたデザインに仕上げた。
森川 満月 《チョークアート体験イベント記録》 イベント・レポート
今年5月11日に開催された東海大学前駅のチョークアートイベントの原案作成と当日のイベントの運営を行った。当日は4メートル×8メートルのマス目に下書きを行い、それに沿って子供たちに色を塗ってもらった。とても暑い日の開催だったが、子供達と協力して素敵な作品を作ることができた。
③王 一晨 《花 幻想》 銅版画 35cm×30cm
花には虫に食われ、天候になどによって傷ついている点で、幼き頃先天的な身体の傷を負って生まれ来た私とシンパシーがある。今回、固い版木に植物の柔らかさをどう表現することができるか挑戦しました。
④塩見 光理 《彼岸》 インスタレーション 2.5mx2.5mx2.5m、30秒ループ
あの世とこの世の堺に波に乗って船で運ばれるようなテーマを「彼岸」とし、非日常的な空間を演出した。観客は実際に船に乗って、体験できる。
⑤萩原 快 《works》 MV、1920×1080 10分
依頼で制作した「歌ってみた」のMVをまとめた動画。イラストや素材、色調を整えるコンポジット作業によって没入感のある映像を作ることを心がけ、動きのあるリリックモーションを見てもらいたい。
⑥尹成 乔 《未来肖像》 インスタレーション レーザー、アクリル板、
これらの肖像は、過去でも現在でもなく、「これから定義される未来」における人間の姿を描き出しています。デジタル時代における人間のアイデンティティの抽象的な投影とも言えるでしょう。本作品は、イメージとアイデンティティ、テクノロジーと個人の関係性について鑑賞者に問いかけ、進化し続ける視覚言語の中で、私たちがどのように自己を認識していくのかを探ります。
⑦李 怡然 《シーシュポス》 インスタレーション、90cm x 40cm x 35cm
ギリシャ神話のシーシュポスの逸話を元に、スカラベ(ふんころがし)に置き換えて、終わりのない重苦を繰り返す様を表現した。
⑧阿部 航洋 《指差す少女》 イラストレーション、1080x1980 30秒
一枚絵として描いたイラストレーションをAfter Effectsを利用し、人物や背景の様々な部分を動かした。人物のワンピースの動きが軽やかに出来た。木々の流れをもう少し細かく編集出来たら尚良かったのではないかと考えている。
渡部 栞 《干渉》 アニメーション、1920×1080 20秒
内と外、想像と現実の境目がふとゆらぐ瞬間をかたちにしたもの。描かれたものが、紙の上から少しだけはみ出してくるような感覚。そこにあるはずのないものが、確かにそこにあるような気配。世界が少しだけずれて重なり合うような、そんな感触をたよりに制作。 イラストと現実のあいだで、何かがすれ違い、にじんだり、静かに交わるといった微細なズレや違和感を感じて欲しい。
青木 優虎 《連写》 AI動画、1920×1080、20秒
⑨野村 優衣 《行く春》 アニメーション、4K(3840×2160) 20秒
⑩ 研究プロジェクト 作品
《山田守ドキュメンタリープロジェクト》
「予告編」 3分 編集:髙島髙島 紫妃
「インタビュー 渡邊 研司 氏」 21分 李 怡然
「インタビュー 大宮司 勝弘 氏」20分 尹 成乔
2025年、HD動画
昨年秋学期より、湘南キャンパスと各校舎をデザインしたモダン建築家、山田守に注目し、校舎デザインやモダニスム建築を振り返るドキュメンタリー制作の研究プロジェクトを立ち上げました。今回は学生が撮影した校舎の映像と、山田建築の研究者のインタビューを展示します。
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